世界のCNPから

くろるろぐ

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

FOREVER

平常と違う電車に乗って、平常と違う駅で降りた。どこもかしこも学生だらけだ。中学生、高校生、大学生、これらをひっくるめて学生と呼ぶならば。 若い人間を目にしてシンミリすることが増えた。数字だけ見ればまだ若く、経験だけ挙げればまだ幼く、若造、弱…

50記事

ふと見たら計50記事になっていた。 ここ数ヶ月の間、何かしらガンガン書いてきたので当たり前かもしれない。そもそも僕は本当は文章を読むのも書くのも大好きなはずで、こういう場でもいいからどんどん書くべきだったはずなんだな、というのをしみじみ感じて…

寄生虫を見にいった

日曜日の昼下がり、寄生虫を見にいった。 場所は目黒寄生虫館( 公益財団法人目黒寄生虫館 )。大通りに面した高級住宅ふうの立派な建物だった。 一階は「寄生虫の多様性」と題した展示で、哺乳類の内臓や魚類の眼球に寄生した虫たちの漬物が並んでいた。二階…

人間関係ハシゴ酒

酒を飲んだ人間ほど面白いものもないと思う。自分自身も含めて。 今夜は宴会があった。 僕は完全に素面のまま、上司たちの酔いどれ姿を見ていた。といっても誰も大学生ではないので、誰の酔い方もそこまで派手にはならなかった。ほどほどに酔い、ほどほどに…

道端のゲロ溜まりは“避けて通られる”という時点で実はかなり気にされている存在だ

ともかくも新宿を歩く人間は 顔がいいなと思った次第 (心の川柳) 大きなものを入れておける袋が必要になったので久々に新宿へ出向いた。この時間帯、新宿駅東口のあたりはかなり混み合っていた。行き交う人々とぶつからないよう自然と肩を動かして、何だかぼ…

快速列車に殺されかけた

空が暗い。虫が鳴いている。風の匂いも秋である。春には春の、夏には夏の楽しみがあったけれども、秋もまた悪くない。 快速列車に殺されかけた。 列車事故による死は華やかだ。痛みも苦しみも、飛散する血液の量も、影響を受ける人間の数も。鮮やかな赤と錆…

月並み

昨夜は急な電話に応えて、おもちゃみたいな酒を飲み、やけにしょっぱい肴をつまんだ。それからいろんな話をした。 いろんな話をしてもいい、というのはひとつの救いである。僕は誰かにとってのそういう救いになりたいと思う。といっても、僕はいつも誰かに救…

僕にはこういうところがある

父の荒れている声を久々に聞いた。 静かな秋の夜、誰もいない部屋の中で、父は「うるさい」と叫んでいた。枕を殴るような、重い音がした。続く言葉はよく聞き取れなかった。首を絞められながら、それを払いのけようとするような声だった。 父は二十年以上前…

酒を飲みながら

酒を飲みながら思った、こんな時間が永遠に続けばいいと、世の中の全ての人が幸せを味わえればいいと。僕自身の手によって救える人というのは限られているかもしれないが、できるだけ多くの人を救い、多くの人に幸せになってもらいたいと思った。2018年の秋…

橘さんは永遠に抜ける

人生で一度くらい、永遠に抜ける作品ってやつに出会っておいた方がいい。 僕にもいくつかそういう作品がある。それはかつて読んだネット小説だったり、コミケでたまたま見つけた漫画だったり、昔観たアニメだったり、そういうやつだ。 「橘さん」というのも…

宿題

宿題1. 僕の恋人氏に対する感情と、恋人氏の僕に対する感情について 1-1. 恋人 (読み)コイビト デジタル大辞泉の解説 恋しく思う相手。普通、相思相愛の間柄にいう。「恋人にあう」「恋人ができる」 [用法]恋人・愛人――「恋人」は恋しいと思っている相手で…

ブログとツイッターをおやすみします

ブログとツイッターをおやすみします。 2個くらい考えるべきことができたんですが、その考えがまとまっていない状態で楽しく喋るのはちょっと無理そうだなという結論に至りました。 1個は僕の恋人氏に対する感情と恋人氏の僕に対する感情について、もう1個は…

明らかにダメな一日だった

まずひとつめの病院へ行った。どうしても眠くなって、自宅へ帰ってから寝た。起きたらふたつめの病院の時間だった。慌てて向かった。 【悲報】病院、明日だった。— ブログ (@_CNP_) 2018年10月13日 どうしようもないので項垂れながら帰った。バイク駐輪場の…

どれほど

深夜零時の渋谷駅である。 これは個人の感想だが、新宿の夜よりも渋谷の夜の方が下品に見える。恐らく、ごくわずかに、渋谷の人混みは新宿の人混みよりも若いのだ。熱を含んだ嬌声があちらこちらから上がる。すれ違う人々は一様に酒臭い。パトカーが何台も走…

という話

そもそも言葉ってのは信用のおけないモノである。 人それぞれの頭の中にある、感情とか欲望とか苦悩とか願望とか、そういったカタチのない「思い」を、カタチあるものとして吐き出す、それが「言葉」ってやつの在り方だ、と思う。 もともとカタチのない「思…

煮え湯の中を生きてゆく

例えば僕だって熱い風呂が嫌いなわけじゃない。けれどそれは「風呂」という、自分の意思によって入ることのできる場所だからだし、自分の意思によって出ていくことのできる空間だからだ。 これが熱湯の中にいきなり後ろから突き落とされるような事態だったら…

飯を作った

前にした休日出勤の代休をもらったので、3連休+1日の4連休を恋人氏の家に入り浸って勝手にのんびり過ごした。クソ迷惑なのでこういうことはやらない方がいい。 ついでに暇だったので(※) 飯を作った。 (※ここでの「暇」は「やることはあるけどやりたくない」…

オススメの小説を紹介していきます

ここのところ暗い記事しか書いていない。人生があまり明るくなっていない時期に明るいことを書くというのは難しいものだ。 というわけで今日は趣向を変えて、好きなものの話をしようと思う。 小説の話をする。 今回は「こういう人にはこういうのがいいんじゃ…

虚無になってる

オタクだからすぐ「虚無」と言ってしまう。 デジタル大辞泉の解説 きょ‐む【虚無】 何物もなく、むなしいこと。空虚。 この世に存在するすべてのものに価値や意味を認めないこと。「虚無感」 虚心であること。「虚無自在の心」 無限の宇宙。大空。虚空(こく…

高校生のコスプレをした

高校時代によく着ていた服を着て、(大学時代から乗り始めた)バイクではなく(高校時代から利用している)電車で移動してみた。 電車の窓から見えた景色は青と緑に分かれていた。 当時はガラケーだったが、さすがに動くガラケーを用意することができなかったの…

眠い

眠い。眠い。 いや、何かがおかしい。 土日月とブログを書く暇があるかどうか自信がなかったので、下準備をしていた。そうしたら、なんだかもう気を失いそうなほどの眠気に襲われてしまった。実際ちょっと失ったかもしれない。 こんな眠気は初めてなのだった…

あ、風俗に行きたい

、と思って、歌舞伎町へ足を運んだ。 実をいうと僕は中学生の頃から歌舞伎町で遊んでいたので(悪くないカラオケ屋があるのだ)、歌舞伎町自体への抵抗はとっくに失っていた。むしろ気が向いたときに散歩コースとして利用するくらい、気に入っている場所だった…

ぱぁっと

相手が無理して明るく振舞っているのか、本当に元気だから明るく笑えているのか、というのを判断するのは難しい。 ついこないだ、徹夜明けの先輩が楽しげに話しかけてくださったが、僕は先輩が「夜を賭して仕事した疲れを誤魔化すために笑っている」のか、「…

ご参考になれば幸いです

内定者のコスプレをして紙書籍で勉強していたからか、そういうのが好きそうなおじいさんにバス内で話しかけられて色々な貴重な話を聞かせていただいた。— ブラックカンパニール (@_CNP_) 2018年10月1日 今日の記事はこのネタで書こうというのを朝の時点で決…

昔の同級生たちは

昔の同級生たちはみんな成功している。 舞台女優になった人がいる、海外で活躍している人がいる、脚本家になった人がいる。 クロル、23歳。 僕だって何かしら成し遂げられると思っていた。いや、正直に言えば、今も思っている。いや、正確に言えば、「「僕だ…

1時ですよ

しばらく考えてみたが、やはり僕は他人の“表情”が好きなのかもしれない。 から始まる数千字の記事を、僕は風呂に浸かりながら書いていた。すっかり茹で上がって頭が痛くなった。そして僕はその記事を、たったいま削除したところだ。 消してしまった記事の書…