三月三十二日、と書き入れてしまったメモを破いて捨てながら、今日から四月に入ったのだということを思い出した。思えば通勤経路の桜並木は命短しとばかりに咲き誇っていたし、心なしか夜風も甘やかになってきたし、自動販売機の飲み物は冷たいものが増えて…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。