世界のCNPから

くろるろぐ

日本語がわからなくなってビビった

急に日本語がわからなくなってビビった。

なんか変だと思ったのは友人からのLINEがきっかけだった。相手が何を言っているのかよくわからないのだ。別に難解な話でも抽象的な話でもない。ただ、言葉の意味はわかるのに文意が掴めない感じというか、文章が繋がらない感じというか、脳みそがうまく言葉を返してこなくて焦った。

 

太宰の小説を開いたりツイッターを見たりしたのだがそれもよくわからなかった。漫画のセリフさえ読めなかった。焦りすぎて涙が出た。それでも何もわからなくて恐ろしくなった。まだ酒なんか飲んじゃいないのに、素面で全てを失ったのだと信じた。

 

とりあえず文章から離れることにした。人と会話するのもしんどかったので、雑談しにきていた父親も追い返してしまった。言葉を考えないようにして深呼吸した。今だいぶ落ち着いてきたのでこうして感覚をメモしている。しかしあまりうまく喋れていない感じがする。

 

まぁ原因として考えられるのは考えながらLINEを返しているのに祖母と父親とが同時に話しかけてきていて更にテレビもついていたことだと思う。脳の処理速度が追いつかなくなり、一時的に機能をやめたんだろう。

 

僕は文章だけは書いていたい。昔から、それ以外に何も持っていない。急に大事なものをなくしたのかと思って本気でびっくりした。それだけの話。